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在宅介護サービスと施設介護サービス、どっちがいいの?

在宅介護か施設介護か、どちらが良いのでしょうか。

施設を選ぶ前に、介護形態を選択しないといけません。

どちらにもメリットとデメリットがあります。

在宅介護のメリットは、住み慣れた自宅で介護ができるため、被介護者にとっては良い環境であることです。

また、自分用に改装できるため浴槽も自分が使いやすいように取手を付けることができます。

認知症になっても、環境の変化が少ないために穏やかに過ごせることができます。

デメリットとしては、介護者にかかる負担が大きいことです。

訪問介護サービスを利用できますが、一日のうちのわずかであることが多いため、あまり当てにはできません。

介護者が働いている場合、仕事に力を注ぐのも難しいと言えます。

また、少子高齢化や結婚をしない男女の増加の影響もあり、支える介護者の立場も不安定なものとなっています。

独身の男女が介護をしなければいけなかったり、仕事を辞めなければいけないことも増えています。

そのような不安定さから、高齢者虐待になる可能性もあります。

一方、施設介護の場合はどうでしょうか。

メリットとしては、家族の負担が軽減されることです。

費用は在宅介護よりも高いですが、仕事や家事に集中できるようになるメリットは大きいです。

デメリットとしては、環境の変化により、介護される高齢者の調子が悪くなる可能性があることです。

特に認知症の場合は徘徊などが見られることもあります。

施設の中には、自宅に近いような民家風の所もあるため、良く考えて選ぶ必要があります。

他には、施設によって介護の質がばらばらであることです。

高齢者の尊厳をないがしろにしているようなケアをしている施設も存在するため、選ぶ時は慎重になる必要があります。

こちらは在宅介護の費用と老人ホームの入居にかかる費用を事例をもとにわかりやすく比較しているので参考までに。

介護する人は施設介護を、介護される側は在宅介護を望む場合が多いですが、ケアマネともよく話し合って決めることが大切です。

老人ホームを紹介する相談員として15年ほど勤務した経験を持っています。

その前にはケアマネジャーとしての経験もあり、病院から退院する際に「老人ホームを探してほしい」との相談を多く受けたことをきっかけとして、一人ひとりに最適な老人ホームを提案したいと思いたち、転職。

現在は退職し、気ままに「介護・老人ホーム」周りの情報を発信するサイトを運営しています。