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最近の老人ホーム傾向・動向とは

最近の老人ホームの傾向や動向はどのようになっているのでしょうか。

まず、介護職員の離職や人員不足の問題は深刻です。

数年前にリーマンショックがありましたが、介護職が離職者の雇用の受け皿となっていました。

しかし、最近景気が持ち直したことにより、他業種に人が流れつつあります。

そのため、介護職の募集をかけても人が集まらない状況です。

加えて、介護報酬も上がらないために賃金も上がらず、人員を確保するために各施設とも必死であると言えます。

次に、地域によって老人ホームの運営に差が見られることです。

特に、東日本大震災の影響を受けている東北地方では、老人ホームの運営に苦労しています。

県外に多くの人が流出したままであるため、介護職も看護職も人手が足りず、運営がままならない施設が多いです。

一方、都心部では有料老人ホームなどの施設がどんどんできています。

都会では、地方に比べて高齢化の進行が緩やかであるため、これからも老人ホームの数は増えていくと予想されます。

また、高所得の高齢者は都会に多くいるため、高級な有料老人ホームも目立っています。

ところで、新しい形の介護施設が全国で見られます。

その代表的なものとして、富山型ディサービスと呼ばれる共生型の施設です。

高齢者だけでなく、障害者や子どもなど誰でも利用ができるのが特徴です。

20年前に富山で生まれ、全国で1000か所以上あります。

民家を利用したなじみのある施設である、小規模の施設、民間の経営である、地域密着型の施設であるといった特徴があります。

最近では、国や県からの補助金が出るようになり、今後も広まると予想されます。

富山以外では、「宅老所」や「共生型」などの名前で運営されています。

少子高齢化が進み、既存の施設だけでは高齢者を支え切れなくなりつつあります。

様々な取組をしている施設が多いです。

老人ホームを紹介する相談員として15年ほど勤務した経験を持っています。

その前にはケアマネジャーとしての経験もあり、病院から退院する際に「老人ホームを探してほしい」との相談を多く受けたことをきっかけとして、一人ひとりに最適な老人ホームを提案したいと思いたち、転職。

現在は退職し、気ままに「介護・老人ホーム」周りの情報を発信するサイトを運営しています。