老人ホームの五大ブランドってなに?
老人ホームの5大ブランドとは、介護業界で成果をあげている5つの会社で、ベネッセホールディングス、ニチイ学館、ワタミ、ツクイ、ヒューマンホールディングスの5つを指します。
それぞれ数ある事業を展開しています。
これらの特徴は次のようなことがあります。
まず第一に、複数の事業を展開していることです。
例えば、ベネッセでは介護の他に教育関連の事業を運営していたり、ワタミは食品関連の事業を運営しています。
介護以外の業種で成功した後、介護業界に進出している場合が多いです。
そのため、サービスの質を追求する姿勢が強く、売上高も多い結果となっています。
第二に、介護職員の資格のための学校を開いている会社が多いです。
ニチイやツクイはその代表的な存在で、ヘルパー2級の資格取得のための講座を開いています。
ヘルパー2級は気軽に取得できることもあり、多くの人が受講しています。
その利潤も大きいと言えます。
資格取得のためには多額のお金がかかる場合が多いですが、受講できる機会が多いことが特徴と言えます。
第三に、全国で展開をしています。
施設の形態も、訪問介護や通所介護、有料老人ホームなど様々です。
サービスの質も皆同じにしており、職員の労働環境もなるべく同じにしようとしています。
そのため、利用者側からしてもどの場所にある介護事業所に行っても同じサービスを受けられるという利点があります。
第四に、地域によって経営している施設の数が異なります。
例えば、ベネッセは有料老人ホームが多く、主に都市部に多く見られます。
環境や設備の質が高いのが特徴です。/p>
またツクイやニチイは地方に多く、地区ごとに施設を作っていることが多いです。
各会社で運営方針も異なります。
5大ブランドは、大規模な会社であるためサービスの質や職員の給与も高い場合が多いですが、何を基準として老人ホームを選ぶのか、よく考えてから決めるようにします。
老人ホームを紹介する相談員として15年ほど勤務した経験を持っています。
その前にはケアマネジャーとしての経験もあり、病院から退院する際に「老人ホームを探してほしい」との相談を多く受けたことをきっかけとして、一人ひとりに最適な老人ホームを提案したいと思いたち、転職。
現在は退職し、気ままに「介護・老人ホーム」周りの情報を発信するサイトを運営しています。