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老人ホームにいる高齢者が入院する場合はどうする?

老人ホームにいる高齢者が病気などで体調が悪化した場合、病院に入院することになります。

老人ホームでは家庭と同じレベルの医療しか提供できないため、病気が重くなると病院へ入院するしかありません。

入院した高齢者の対処は、入院期間のよって異なります。

とりあえず一時退去という形でベットは開けておきますが、1~2か月なら待っていることが多いです。

3か月を過ぎても入院している場合、退去となり他の利用者が入所してきます。

利用者が入院している間はひとり分の介護報酬を受け取れないため、施設にとっては赤字になります。

3か月を過ぎると、相当額の赤字になるため他の利用者を入れて収入を確保したいというのが施設の考えです。

また、多くの入居希望を抱えている施設が多いため、いつまでもベットを開けてはおけないということもあります。

施設を退去した場合、他の入居希望者と同じ扱いになります。

つまり、入居希望を提出して、枠が空くまで待たないといけません。

病院から復帰するため、老健も利用できますが、老健は在宅に向けたリハビリが主な目的であるため、長い期間は居ることはできません。

老健にしばらく居ながら、特養に入居できるのを待つことになります。

ところで、有料老人ホームの中には診療所が併設されている施設があります。

入居者の体調が悪い場合は、診療所で医療ケアを受けることができますが、退去とはならないです。

じっくりと治療をうけることができるため、人気があるようです。

しかし、このような有料老人ホームはお金のある高齢者しか入所できないです。

このように、病気が原因で病院に入院した場合、すぐに施設側と話し合い今後のことを確認するようにします。

まずは入院期間について、そして施設に戻れるかどうか、万が一戻れないと判断された場合は他の施設を探すようにします。

早め早めに手を打つことが大切です。

老人ホームを紹介する相談員として15年ほど勤務した経験を持っています。

その前にはケアマネジャーとしての経験もあり、病院から退院する際に「老人ホームを探してほしい」との相談を多く受けたことをきっかけとして、一人ひとりに最適な老人ホームを提案したいと思いたち、転職。

現在は退職し、気ままに「介護・老人ホーム」周りの情報を発信するサイトを運営しています。