老人ホームの口コミ・評判の信憑性とは

老人ホームを探す際、その情報源の信憑性はとても大切な問題です。
良い情報だけでなく、悪い情報も多いため、信憑性の高い情報を取捨選択しないといけません。
間違った情報を信じてしまうと取り返しがつかなくなります。
では、口コミや評判において、信憑性の高い情報とはどのようなものでしょうか。
第一に、その情報がネット発信のものか、生の声かが大きなポイントになります。
ネットでは評判の良い施設と書かれているにも関わらず、実際に行ってみたらひどい施設であったということは良く聞きます。
私が介護職員基礎研修を取得した際、最後に実習があり受講生が様々な施設に実習に行ったことがあります。
ある研修生が行った実習先では、職員が利用者をベットに拘束させている現場を目撃してショックを受けたことがあります。
その施設についてネットで調べた所、良い口コミばかり書かれてありました。
良い点もあれば悪い点もあるのが普通です。
良いことしか書かれていない場合、おかしいと感じるべきだと思います。
実際に施設に行ったことのある知人や友達からの情報はその両方が含まれていることが多いです。他と比べた良い点、悪い点が分かるからです。
第二に、どこで発信している情報かがポイントとなります。
ネットの場合、誰でも情報を発信できるため、悪意のある他社が評判を落ち込ませるためにわざと悪い点を書き込む場合もあります。職員や利用者の家族と書かれてあっても安心はできません。
一方、社会福祉協議会のHPや一般紙にも施設の情報や評判が載っていることがあります。
この場合、公共性が高いため、本人が掲載している情報の可能性が高いです。信憑性は高いと言えます。
第三に、複数人からの情報は、信憑性は高いです。
多くの人からの口コミであったり、高評価である場合は信憑性が高いと言えます。ただし、ネットの場合は情報操作をしている場合もあるので注意が必要です。
老人ホームを選ぶ際は近くの施設から探す場合が多いため、まずは知っている人から情報を仕入れるのが良いと思われます。
また、老人ホームを全国から探すなら「みんなの介護」というサイトが見やすく便利だと思います。
老人ホームを紹介する相談員として15年ほど勤務した経験を持っています。
その前にはケアマネジャーとしての経験もあり、病院から退院する際に「老人ホームを探してほしい」との相談を多く受けたことをきっかけとして、一人ひとりに最適な老人ホームを提案したいと思いたち、転職。
現在は退職し、気ままに「介護・老人ホーム」周りの情報を発信するサイトを運営しています。