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老人ホームと特養の入所はどちらがいいの?

有料老人ホームに代表される老人ホームと、特養とではどちらに入所するのが良いのでしょうか。

それぞれに特徴があるため、個人個人で良く考え判断していきます。

特養の特徴は、費用が安いことです。

介護保険の施設であるため、個人にかかる費用が有料老人ホームと比べて安いです。

また、最後の生活の場として機能するため、途中で他の施設に移らなければいけない心配は少ないです。

病状が悪化した場合、病院に移る可能性もありますが、最近は看取りを行っている施設もあるため安心と言えます。

デメリットとしては、入居希望者が多いことです。

介護度が重くなって自宅で介護することが難しい場合、特養に入居する人が増えています。

また不況が続いていることもあり、介護に費用をかけられない多くの家庭が特養への入居を希望します。

そのため、順番待ちとなります。

特養で入居ができるのは、利用者が亡くなった場合か他の施設に移った場合ですが、両方ともなかなかないため長く待つことになります。

その間は在宅で介護をしなければいけないため、家族の負担は重くなります。

ディサービスやショートスティを利用しながら、特養に入居できるのを待っていることが多いようです。

一方、老人ホームですが、メリットはすぐに入所できることです。

特養よりも施設数は多いため、順番待ちをせずにすぐに入所できることが多いです。

様々な事業所が運営しているため、施設の質はよく考えないといけませんが、特養よりも早い段階で入居できます。

デメリットとしては、費用が高いことです。

介護保険の枠に縛られないサービスを提供しているため、家族にかかる負担は特養よりも大きいです。

一般のアパート以上の月謝を払うこともあるため、お金には十分気をつける必要があります。

このように、両方ともメリットとデメリットがあるため、一概にどちらが良いかは判断できません。

各家庭の状況に合わせて決めていく必要があります。

老人ホームを紹介する相談員として15年ほど勤務した経験を持っています。

その前にはケアマネジャーとしての経験もあり、病院から退院する際に「老人ホームを探してほしい」との相談を多く受けたことをきっかけとして、一人ひとりに最適な老人ホームを提案したいと思いたち、転職。

現在は退職し、気ままに「介護・老人ホーム」周りの情報を発信するサイトを運営しています。