介護スタッフを見極めるコツを知りたい
老人ホームに入所する上で、介護スタッフの質が高いか低いかはとても大切になってきます。
普段、介護サービスを提供するのは介護士であるため、質が良いかどうかは日々の生活に直結してきます。
それでは、どのように介護スタッフを見極めれば良いのでしょうか。
まず、介護スタッフの中で、介護福祉士を持っている有資格者の割合を見ます。
介護福祉士は国家資格であり、専門学校を卒業するか現場経験が3年以上あり、かつ試験に合格することで取得できます。
そのため、専門的な知識や経験があることを保証しているため、1つの目安となります。
次に、介護スタッフの勤続年数はどれくらいかを見ます。
人員不足である施設が多く、離職者が多いことが介護現場の問題となっています。
勤続年数の長い人が多い施設では、職員ひとりひとりが高いモチベーションで働いていることが多く、サービスの質は高いと考えられます。
さらに、どのような世代が働いているかも注目します。
介護スタッフの質が良い施設では様々な学校や訓練施設から多くの実習生を受けています。
実習生の質の高い指導をしている所では、多くの新卒者が就職してきます。
介護福祉士を持っており、勉強もしているため、即戦力として期待されます。
このように、毎年新卒者を採用している施設は人を育てようという意識も高く、良い施設と言えます。
逆に、若い人がほとんどの職場や、年齢の高い職員がほとんどである職場は注意が必要です。
無資格の人が多かったり、離職率が高い可能性もあります。
関連して、施設の求人情報も確認します。
無資格やだれでも良い、といった表現がされている場合、人員不足でとにかく人がほしいという可能性もあり、介護スタッフの質も期待できないと考えられます。
施設見学の際は、スタッフの働き具合や表情に注目します。
外部者にあいさつをしたり生き生きとした表情をしている場合は、良い施設と言えます。
老人ホームを紹介する相談員として15年ほど勤務した経験を持っています。
その前にはケアマネジャーとしての経験もあり、病院から退院する際に「老人ホームを探してほしい」との相談を多く受けたことをきっかけとして、一人ひとりに最適な老人ホームを提案したいと思いたち、転職。
現在は退職し、気ままに「介護・老人ホーム」周りの情報を発信するサイトを運営しています。