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経営母体の安定感が大切 倒産リスクを避ける方法は?

老人ホームの中には、経営が悪化して倒産してしまう施設があります。

倒産してしまうと職員や利用者は放り出されてしまいます。

特に、利用者は生きるか死ぬかという状況になってしまうため、切実な問題と言えます。

入所する際は、経営状況も考えて入る必要があります。

なぜ倒産してしまうのでしょうか。

需要が増えてくると思い、取りあえず施設を作ったという場合が多いからです。

介護業界は、高齢化の影響から介護を必要とする人が増えてくると考えられています。

経営方針や事業計画を考えなかったり、経営者が介護に関する知識や経験がなかったりすることが原因です。

そのため、次第に介護職員の不足や利用者不足になり赤字になっていきます。

さらに、施設数の増加も倒産のリスクとなっています。

都会では多くの老人ホームが見られますが、利用者の奪い合いとなっています。

施設の定員数に達しないと、維持費や設備費の関係でどうしても赤字になってしまうため、なるべく定員数に近い利用者を確保しないといけません。

競争の激化により経営が苦しくなり施設が多いようです。

それでは、倒産のリスクを避けるためにはそうすればよいでしょうか。

経営母体が安定していることが大切です。

検討している施設が、他にも事業を運営していたり、毎年の決算が黒字になっている場合は安定感があると言えます。

次に、施設の雰囲気や人間関係、経営者の考え方も重要です。

特に、経営者の姿勢が大切です。

話をしてみて、経営やお金に関する話題、早く入所したほうが良いといった催促といった話が多い場合は注意が必要です。

経営が苦しくて早く入所させたい場合もあるからです。

施設見学をしてみて、職員の雰囲気が悪かったり利用者の表情が暗かったりする場合も注意です。

介護の質が悪ければそれだけ経営も悪くなっているからです。

長く入所できるような施設に入れるよう、よく考えることが大切です。

老人ホームを紹介する相談員として15年ほど勤務した経験を持っています。

その前にはケアマネジャーとしての経験もあり、病院から退院する際に「老人ホームを探してほしい」との相談を多く受けたことをきっかけとして、一人ひとりに最適な老人ホームを提案したいと思いたち、転職。

現在は退職し、気ままに「介護・老人ホーム」周りの情報を発信するサイトを運営しています。