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「みんなの介護」の口コミ・評判|利用するメリット・デメリットや施設探しの方法を解説

「みんなの介護」はプロの介護職も利用する便利なサイト

老人ホーム検索サイトはいくつかありますが、なかでも人気があるのが「みんなの介護」というサイト。

都道府県や駅、路線、施設の種類や希望条件などで検索でき、写真も大きくて見やすいです。

また、グーグルマップで立地がわかりやすく、気になった施設はまとめて資料請求することもできます。

ランキングや平均値・中央値が切り替え可能な費用相場などの情報も掲載あり、初めての施設選びをサポートしてくれます。

さらに、老人ホームの種類や費用、選び方などの情報をまとめたコラム記事も豊富にあり、現場の介護職も参考にするほど支持されているのが「みんなの介護」です。

以下では、「みんなの介護」の特徴やメリット・デメリット、入居までの流れなどをまとめて紹介しています。

実際に利用された方の口コミや評判

以下は、以前に私が現場にいたとき、実際に「みんなの介護」を利用された方がお話されていた、口コミや評判です。

改善するべき点もいくつかあるようですが、みなさんおおむね好印象のようでした。

病気の父が手術のために入院しました。退院後は自宅に戻る予定でしたが、状態が芳しくなく、介護施設への入居を考えました。
術後ということもあって金銭的余裕がありませんでしたが、駅から近くて入居金もかからないきれいな施設を紹介してもらうことができました。(50代・女性)

実家に一人で住む父に最後の親孝行と思い、高級なマンションと遜色ないくらいのきれいな老人ホームに入居を決めました。
初めての老人ホーム探しでしたが、数あるなかから父のライフスタイルに合った種類のものを選んでいただき、満足しています。(50代・男性)

兄弟と相談し、兄である自分が父の施設を探すことになりました(弟は金銭援助をしてくれた)。
いろんな紹介会社の中でも物件数が一番多いとの触れ込みは本当のようで、本当にたくさんの種類を親身になって提案してくれました。
希望を言うと、もう少し絞って話をしてくれるとなお良かったように思います。(40代・男性)

妻とは早い段階で死別していたことと子供はいなかったことで長く一人暮らしをしてきましたが、介護が必要になる前に入れる施設を検討していました。
蓄えはありましたから、選択肢を広かったのですが、自立から受けいれてくれ、後に介護度があがったり認知症になったときのことを踏まえたサービス付き高齢者向け住宅にきめましたが。
後々の住み替えも考慮して相談に乗ってくださり大変助かりました。(60代・男性)

母が認知症になり、最初は自宅での介護を続けていましたが、いよいよ手に負えず相談しました。
自宅で介護していたのは老人ホームにいい印象がなかったからなんですが、生活のなかで自力でできることは自分でする、ことを目指しているグループホームに入り、元気に暮らしている母を見ていると相談してみて正解だったなと感じました。
対応してくれた方も元気で良い印象です。(50代・女性)

みんなの介護の特徴は「老人ホーム検索サイトNo.1の物件数」と「豊富な種類」

掲載数は検索サイトNo.1の4万8,000件

「みんなの介護」は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設はもちろん、介護付きや住宅型などの有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、そしてグループホームなど、全国48,000件以上の老人ホームを検索できるポータルサイト。

地域や駅名、路線名などのエリア検索はもちろん、施設の種類や入居一時金・月額利用料、要介護度、認知症など、ご本人やご家族の希望に沿って条件を絞ることができ、最適な施設を探すための機能が豊富に用意されています。

掲載施設数についてはいくつかのサイトが「物件数No.1」としていますが、特養などの公的に運営されている施設以外、民間の企業が経営母体となっている種類の施設数を比較したときには、「みんなの介護」がより多くの選択肢を提供してくれます。

掲載している施設の種類が豊富

掲載件数もさることながら、紹介している施設の種類の豊富さも「みんなの介護」の特徴。

初めて老人ホームを探す方には違いがわかりづらい施設の種類ですが、さまざまな種類を掲載しているということは、それだけ家族の最適な物件を選べる確率が上がることを意味します。

「みんなの介護」の紹介施設は、自立の状態からでも受け入れ可能な「サービス付き高齢者向け住宅」や「ケアハウス」をはじめ、ご本人の状態にあわせて介護サービスを選択できる「住宅型有料老人ホーム」、介護の量が多くなった方に適した「介護付き有料老人ホーム」、そして、認知症の方が共同で生活をする「グループホーム」などが主なもの。

入居待ちが多いながらも低価格な特別養護老人ホームや、病院から在宅復帰が難しい場合の受け入れ先となる介護老人保健施設などを含め、それぞれのニーズに合致した老人ホームを選ぶことができます。

「みんなの介護」を利用するメリット

そんな「みんなの介護」ですが、高齢化が進む現代、老人ホームを紹介する他のサイトも少なくありません。

掲載可能な施設の数や種類の母数自体はどのサイトも平等なので、長い目でみていくと、物件の情報については僅差になっていくことも予想されます。

では、そのなかで「みんなの介護」を利用するメリットはどんなところにあるのでしょうか。

ここからは、特に注目するべきポイントを順番にみていきましょう。

360°のパノラマ画像で施設の情報が見やすい

まず、それぞれの老人ホームの施設ページでは、360°のパノラマ写真が目を引きます。

施設の周りがどんな様子なのかや、リビングや居室の広さ、トイレや浴槽の機能などをしっかり確認することができます。

また、パノラマ画像で確認できなかった施設の外観・内観を詳細に撮影した写真が豊富に用意されており、実際に施設見学へ行く前でもイメージしやすくなっています。

施設ページでは、他にも「要介護度」と「負担割合」を選択すること月々の費用を自動算出できる機能があり、すぐに予算と比較検討することができます。

入居相談員への相談やコンテンツで不安や疑問を解消できる

「みんなの介護」は施設の情報もさることながら、それ以外の情報コンテンツが豊富に用意されています。

なかでも、初めて老人ホームを探す方におすすめなのが、「よくわかる介護ガイド」という記事です。

これは、老人ホームの種類や費用、選び方などはもちろん、介護保険や認知症など、介護に必要な情報を網羅してを詳しく説明したコンテンツ。

施設入居を考えるときに疑問がでてきたときは、同じサイトのなかで解消できることは大きな魅力です。

また、「みんなの介護」は、介護施設についての疑問に対して現場での経験が豊富なプロの「入居相談員」が丁寧に対応してくれます。

施設を探していると、「家族に一番合った施設の種類」「月々にかかる費用の内訳や軽減制度」「選び方の基準」など、さまざまな疑問を持つ方は少なくありません。

そんな、自身でコンテンツを読んだだけでは理解できなかった疑問や、施設には直接聞きづらい施設探しのなかで感じる不安を、無料で相談することができます。

施設を探しやすい検索方法

施設情報の豊富さはもちろんですが、それを検索する機能が整っていることも「みんなの介護」を使うメリットの一つです。

希望の都道府県や市区町村を選択すると、それに該当する施設が絞られます。

それに加え、「入居条件」「施設種別」「こだわり・特徴」「看護・医療体制」の項目を選択することができ、ご家族に合った施設を詳細まで絞りこめます。

「こだわり・特徴」の項目では、高級な施設やペットと入居可能な施設、夫婦で入れる施設などを探せるほか、「看護・医療体制」では、認知症や脳梗塞、誤嚥性肺炎などといった病気に対応できる施設を絞り込む事が可能です。

「みんなの介護」を利用するデメリット

ここまでみんなの介護のメリットをお伝えしてきましたが、気になる点も見ていきましょう。

そもそも、インターネットサイトであることから、普段パソコンやスマートフォンを使い慣れていない方にはなかなか扱いづらいことがあるかもしれません。

以下では、サイトを使っていくなかで注意したほうが良い点をまとめています。

掲載していない施設がある

施設によっては、満床となっている場合があったり、それぞれの施設を運営している法人の方針でインターネットへ掲載していなかったりします。

自宅から近い場所にあって気になっている施設が掲載されていなければ、その施設と直接やり取りし、資料請求から見学日程の調整を進めていく必要があります。

ただし、全国的な施設の網羅率は相当高く、「みんなの介護」に掲載されていなければ、他の検索サイトでも見つけれられない可能性は低くありません。

写真がない施設も少なくない

多数の施設ページで写真が豊富に用意されていますが、オリジナルの写真を掲載している関係か、やはりすべてのページにあるわけではありません。

どのページにも最低限、公式サイトから引用されている写真がアップされていますが、すべてのページに良質な写真が掲載されることが期待されます。

施設探しの方法

資料請求の流れ

ここまで「みんなの介護」の特徴やメリット・デメリットを確認してきましたが、それらを踏まえ、ここからは施設探しの具体的な方法について見ていきましょう。

一刻も早く老人ホームへの入居を決めたいと考えている方は少なくないと思いますが、"焦りは禁物"なのが老人ホーム探しの鉄則です。

入居した後に満足した生活ができるかどうかは、入居する前に資料請求・見学・体験入居などを行い、しっかりと施設を見極めることにかかっています。

なので、施設探しのスタートとなる「資料請求」の段階でいかに施設を吟味できるかが、とても重要になるのです。

以下では、一般的な資料請求の主な流れでを確認しましょう。

「地域」「入居条件」「施設種別」「こだわり・特徴」「看護・医療体制」の5項目で検索できる

「みんなの介護」での施設検索は、以下の5つの項目で行うことができます。

  1. お住まいの「地域」
  2. 要介護度や認知症の有無などの「入居条件」
  3. 民間施設・公的施設など「施設種別」
  4. 高級、ペットと入居可能、夫婦入居可能などの「こだわり・特徴」
  5. 骨折や脳梗塞といった身体状況に対応できる「看護・医療体制」

また、これらとあわせ、「入居一時金」「月額利用料」という2つの費用項目で絞り込むことができる仕組みになっています。

多くの方が気にするのは、やはり住み慣れた地域で老人ホームを探すことができるかどうかという点です。

「みんなの介護」の施設検索ページもそのニーズに応え、トップ画面には大きな地図を用意しています。

そこから「都道府県」「市区町村」、費用で絞り込みをかけ、複数の施設を候補として挙げることができます。

また、事前に“要介護3なので、介護サービスが万全な「介護付き有料老人ホーム」に入居したい。終身で利用できてかつ、ペースメーカーに対応してくれる施設がいい”とったところまで具体的な希望があれば、該当する項目にチェックを付け、検索することですべての条件を満たした施設が表示され、とても便利です。

ホームの内観・外観をパノラマ写真で確認する

絞り込みができたら、実際に施設の情報を確認していきます。

気になった施設の詳細ページリンクをクリックし、360°のパノラマ写真や、施設の内外を詳細に撮影した写真で雰囲気を確かめてみましょう。

施設ごとの料金プランと介護保険料をあわせて費用を自動算出する

次に、施設の料金プランを確認していきます。

「要介護度」「負担割合」を選択することで、介護保険料を加えた月額利用料を自動で算出できる機能があるので、ご自身で計算する必要がなく便利です。

資料請求は入居者本人の情報や予算などが必要

ここまでを複数の施設で行い、気になった施設は「資料請求・見学リストに追加」ボタンを押すことで、まとめて資料請求することができます。

問い合わせしている方と入居予定者の情報、予算を入力するだけで、一斉に資料請求を行えます。

また、あわせて見学の予約をしたい場合は、「希望する」にチェックするだけで、担当の入居相談員が日程を調整してくれるので手間がかかりません。

見学の日程調整は「入居相談員」にまかせる

資料が届いたら、複数の施設を比較し、見学に行く先の候補を絞っていきます。

絞りきれないときは無理をする必要はありませんが、見学にはそれなりの時間がかかります。

また、直接施設を訪問しても担当の職員が不在で無駄足になってしまう恐れがあるので、「みんなの介護」の入居相談員に取りまとめてもらうと良いでしょう。

スケジュールを伝えることで、できるだけ1日でまとめて見学できるように調整してくれるので、スムーズに進めていくことができますよ。

施設見学は必ず行う

見学をせずに、いきない入居を決める方も稀にいますが、基本的には施設見学を行うことが施設入居の鉄則です。

インターネット上や資料だけでは判断できない情報を得られるのが見学のメリットです。

例えば、他の入居者はどんな方なのか、職員の雰囲気、施設の清潔さなど、実際に訪れることで実感できることがたくさんあるのです。

また、入居を予定している家族について、懸念している事がある場合は、見学時に共有しておくことで、入居後のトラブル防止に繋がります。

例えば、「たん吸引」「インスリン注射」などが必要だが、事前に伝え忘れており、入居後に対応できず退去を余儀なくされる、といったケースです

また、認知症がある場合は、それによってどんな問題が発生しているかなども伝えておくことで、施設側の受け入れ体制とのギャップが生じずに済みます。

契約に必要なものを確認する

見学を経て、必要書類の準備や入居審査を終えると、いよいよ契約の段階です。

ここまでの行程をしっかり守っていれば、ご本人に最適な施設が見つかっているはずです。

なお契約時に必要なものは、主に以下の通りです。

  • 印鑑
  • 連帯保証人・身元引受人の印鑑
  • 戸籍謄本
  • 住民票

月額利用料はもちろん、介護保険の自己負担額や別途かかる医療費・おむつ代などは今一度確認しておくことが重要です。

それ以外にも、気になっていることがあれば、どんな些細なことでも質問して解消しておくことで、安心して入居に進めます。

入居後は「お祝い金」を申請する

晴れて入居が決まった後は、「入居お祝い金」を申請してください。

「みんなの介護」を利用して施設探しを行う一番のメリットは、やはりお祝い金を貰えるところにあります。

施設によってお祝い金の有無や金額は異なりますので、詳しくは担当となっている入居相談員まで問い合わせてみてください。

以上が「みんなの介護」の大まかな説明ですが、いかがでしたか?

サービスはすべて無料で利用できるので、気になった方は、一度サイトを見てみることをおすすめします。

老人ホームを紹介する相談員として15年ほど勤務した経験を持っています。

その前にはケアマネジャーとしての経験もあり、病院から退院する際に「老人ホームを探してほしい」との相談を多く受けたことをきっかけとして、一人ひとりに最適な老人ホームを提案したいと思いたち、転職。

現在は退職し、気ままに「介護・老人ホーム」周りの情報を発信するサイトを運営しています。