値段で決める有料老人ホーム 安くて良いホーム
有料老人ホームは特養や老健と比べると、どうしてもお金がかかります。
そのため、見送ってしまいがちですが、料金が安くて良いホームもあります。
それでは、安くて良いホームとは、どんな所でしょうか。
まず、料金が安いということは、環境面や施設面のハード面、人員体制などのソフト面のいずれかの質は良くないということです。
しかし、質を落とした結果、介護の質も落ちて生活の質も悪くなってはいけません。
サービスの最低水準は保ちつつ、安くて良いホームを探す必要があります。
逆に、費用の安さのみで施設を選んでしまうと取り返しのつかないことになります。
有料老人ホームの中には、費用の安さを前面に出して多くの入居者を募集して利益を上げている所もあります。
そのような施設は環境も悪く、介護スタッフも全員にケアはできないため介護の質は悪くなります。
まず、サービスに見合った料金なのかどうかを考える必要があります。
複数の施設を比較して、サービスの程度とお金を比較してみます。
施設によってはわざと割高になっている場合もあるため、よく検討する必要があります。
次に、あってもなくても良いサービスのある施設は除外します。
例えば、高級な食事や娯楽施設など、オプションでサービスが付いている施設は多いです。
料金の安さを最優先にする場合、そのようなサービスは必要ないため、なるべく無駄なサービスのない施設を選ぶようにします。
入浴で使う水は温泉なのか、水道水で沸かしているのかで料金は異なりますが、よくよく注意しないと分からないことが多いです。
そして、入居費と月額で払うお金の関係に注意するようにします。
入居にかかるお金は安くても、月にかかるお金は高い場合もあります。
反対に入居時にかかるお金が高くても、月謝が安ければ長期的に見ればお得です。
老人ホームを紹介する相談員として15年ほど勤務した経験を持っています。
その前にはケアマネジャーとしての経験もあり、病院から退院する際に「老人ホームを探してほしい」との相談を多く受けたことをきっかけとして、一人ひとりに最適な老人ホームを提案したいと思いたち、転職。
現在は退職し、気ままに「介護・老人ホーム」周りの情報を発信するサイトを運営しています。